ケリー・マクゴニガル著「スタンフォードの自分を変える教室」を読みました。
年末から読み進めていましたが、年明けに読み終わりました。
この時期に読んで良かったなあーと思える一冊でした。
この本を知ったのは、メンタリストDaiGoさんの本で見かけたからです。
図書館で発見したので読んでみることに。
読んでみて、自分の先のばし癖、ゲーム・スマホに逃げる癖、目標を立てるのは好きだけどそれで変わった気になってしまうところ…などに有効だと思いました。
とても前向きになれる一冊です。
人間が誘惑に負けてしまうことや、逆に誘惑に勝ち、強い意志でやり遂げることなど、実験を通してわかりやすく書かれており、面白かったです。
実際の生活に役立てられそうなヒントもたくさんあります。
本を読んですぐは変われないと思いますが、様々な誘惑に負けそうなとき、こんな自分になりたい、と思うときなど、この本の実験や書いてあることを思い出すことができれば、自分がゆっくり変わっていけるのではと思います。
本の全体的なテーマは「意志力」について
「意志力」とは「やる力」「やらない力」「望む力」の3つの力を駆使して目標を達成する力のことです。
「やる力」 面倒だなと思いながらも自分のやるべきことをやる力
「やらない力」 誘惑に打ち勝つ、ノーと言う力
「望む力」 自分がほんとうに望んでいることを思い出す力
この3つについて知ることができ、これからも意識したいと思いました。
本の中で印象に残ったところ
本の中で特に私がズシンと来たところなどを書いてみます。
明日も今日と同じ行動をすると考える
やるべきことを先のばしするところがあるので、この言葉は効きました。
今日先のばしするということは明日も先のばしすると考える。
明日も先のばしするのなら明後日も先のばし…
このままではいつまでも先のばしを繰り返してしまうことになります。
また、スマホゲームなどついやってしまうことも、明日もこれをやるのだ、そうしたら明後日もやることになると思うと、いつまで続けるのだろう?と疑問に思いやめようかなと思いとどまれる気がします。
意志力は感染する
他の人の意志力の失敗に感染したり、逆にお手本にしたい人(意志力の強い人)のことを思い浮かべることで自分自身の意志力も強くなる。
10分待つルール
スマホゲームをやりたくなったときなど、10分待ったらやってもいいというルールを作ると、待つことによって意志がだんだん強くなっていく。
逆にやりたくないなと思うことも「10分たったらやめてもよい」と思ってやり始めると、意外とやり続けてしまうかも。
報酬の予感は報酬をもたらすとは限らない
スマホゲームをして、勝ち進むことへの期待があるので気持ちもたかぶってやってしまいますが、返ってくるもの(報酬)すなわち本来の意味での満足感はあるのかな?と思います。
ストレス解消の方法
効果のあるストレス解消法を知ること。
ギャンブルやお酒、やけ食い、ゲーム、長時間のネットやテレビなどではなく、本当に効果があるのはエクササイズやスポーツ、読書、家族や友達とすごす、外への散歩など。
自己批判しないこと
つまずいたときや失敗したときに自分を批判してしまうと、「やる力」や「望む力」が失われてしまいます。
これはやってしまいがちなので気をつけようと思いました。
将来の自分を過大評価している
未来の自分ならきっとあれこれできるだろう。今より意志力の強い自分が現れて、重要なことをやってくれるだろう。
このような考えで先のばしをしたり、未来の自分に期待して満足した気分になっていることは私も何度も経験のあることです。
決心しただけで満足してしまう
特に新年だし、これは陥りがちだ〜。
変わろうという決心をするのはラクで気分も良い。
今がだめでもこれからは違うんだ…と。
決心しただけで変われた気になっていますが、実際に努力を続けるかというとそうではなかったりします。
行動に繋げられるようにしたいです。
最後に
他にもなるほどなあと思うところがたくさんありました。
文庫版もあるようなので、今回は借りて読んだのですが購入しようかなと思いました。
このケリーマクゴニガルさんのスタンフォードのシリーズは他にも何冊かあるようなので、また手にとって読んでみたいなあと思います。
また、この本を知るきっかけになったメンタリストDaiGoさんの本にも、意志力(ウィルパワー)のことが書いてあり、面白く読みました。
(2018年1月7日現在、Amazonプライム会員なら読み放題対象の本になっているようです)
今年の一冊目はズシンと来ました。
今年も本を読んだ感想などいろいろ書きたいと思います。
お読み頂きありがとうございました。